プラモの箱絵ってかなり重要ですよね。
まず箱絵がカッコいいと製作意欲が高まる。逆にカッコわるいと製作意欲が減退するし、何よりそもそも購買意欲自体が削がれてしまう。
また、最近のキットであれば箱の側面なんかに完成見本写真があったりで、中身を確認する事が可能だけど、古いキットは完成写真が無いものが多いしネットで調べる事が出来なかった時代ではそういったキットは箱絵から中身を推類するしか無かったんじゃないですかね。
でも、
「箱絵がカッコいいと組んでもカッコいい」
という考えがあり、今回はそれを検証してみました。
お題はこちら
AIRFIX 1/72 BOEING B-17G FLYNG FORTRESS
初版は1962年でこれは64年のパケ換え時のもの。
2020年現在ですと同モデルがリニューアルされて新規金型で発売されていますが古い方のキットです。発売から実に58年経過してます。って半世紀以上前!?そんなのが普通に(中古屋さんで購入したので一般の店頭にはさすがに売ってないにしろ)購入出来て作る事が出来るのって改めて考えてみても凄い。
話が少し逸れましたが、肝心の箱絵は煽りの構図で爆撃した炎の照り返しか、下面はオレンジ色になっている。左翼のR-1820サイクロン9エンジンからは火を噴いて、いままさにFw190フォッケウルフから機銃掃射をされている戦闘中の緊迫した状況が一目で分かる箱絵。この箱絵から想像するに絶対にキットもカッコいいはず!
ということで早速組んで塗ってみましたYo!
結論:カッコいい!!
キットは凸リベットに凸モールドで、組立てただけでも情報量の多さに心が躍ります。でもそのディテールが実機同様に正確かどうかで言うとそうでない所も勿論あります。(そもそもプラモデルは実機をスケールダウンした際にディテールを省略したりディフォルメしたりしているものが多々ですし)ですが塗って付属のデカール貼って少し汚しをしただけで、「コレは俺の作ったカッコいいB-17だ!!」となりました。
ちなみに、カラースキームについてはノーズアートの「A BIT O' LACE」のマーキングですと実機とは違うっぽいのですが、そのまま箱絵と同様の色分けとしています。
元のキットの出来はどうあれ、カッコいい箱絵で製作意欲をもらい、大なり小なり手間暇かけて作ったプラモは自分だけの唯一無二のモノ。それを自分がカッコいいと思わずして誰が思うのか!?
という事で、やっぱり
「箱絵がカッコいいキットは(自分で手間暇かけて完成させればどんな中身だろうと)組んでもカッコいい!!」です。
昨今であればネットで調べれば国内・海外問わず、完成状態の確認は出来るモノが多いですが、やはり自分の目で確かめたいし、ネットで確認した完成状態はあくまで他人が作ったもので、箱絵に惹かれて買った(買おうとしてる)手元のキットとは描き出す未来は絶対に違うんだなぁ。(くがを
これからも箱絵に惹かれてじゃんじゃん買って「なんだよ凸モールドじゃん...(そっ閉じ)」せずに、組んで塗っていきたいと思います。